9th Conference for Health Care
9回目を迎えたConference for Health Careは、昨年に引き続きweb開催となりました。スポンサー企業様1社のご支援を得て、国内外の医療施設や企業より122名の方々にご参加いただきました。
毎回ご講演いただいているVirginia Mason Instituteの皆様には、時差の関係で夜遅い時間の参加をお願いすることになりましたが、最後まで熱のこもったプレゼンテーションやパネルディスカッションを行ってくださいました。
今回もGary Kaplan氏(Virginia Mason Franciscan Health)と麻生泰氏(株式会社麻生)による基調講演の他、社会医療法人愛仁会、佐久総合病院、愛媛県立中央病院、頴田病院、株式会社日立製作所、飯塚病院より、具体的な取り組み事例が発表され、2日間にわたり、以下のような内容について、活発な討議が行われました。
- リーダーとしてグループインセンティブを考える。
- リーダーシップとはビジョンを示し、インスピレーションも合わせて伝える。そして現場に行く。
- 医療においてもTQMで品質と安全性を高め、コストを削減し、顧客と職員の満足度を高めることができる。
- ビジョンやデータを様々な組織や地域と共有する。
- リスクマネジメントの体制を整える。
- プロセスを変えずにITを最大限に活用する。そのためにプロセスをよく理解しムダを省き効率化することが必要である。
- 日頃からプロセスを描いて危険を予測する(FMEA、PRA、KYT、未然防止)。 多くの知識を共有し、自らの動きにつなげ、「改善の余地がある医療現場において、全国各所で改善の火の手をあげていきましょう」というメッセージで閉会いたしました。来年こそは東京で、Face to faceで皆様とディスカッションできればと願っております。
主な発表演題(カッコ内は発表者の所属施設)
- VMPS Overview (Virginia Mason Institute)
- 愛仁会グループのTQM 事業計画と業務改善(社会福祉法人愛仁会)
- TQM推進協議会の歴史 リーダーシップ(佐久総合病院)
- 自治体・愛媛県立中央病院におけるQMS構築のためのリーダーシップ(愛媛県立中央病院)
- 飯塚病院におけるシステム開発の取り組み~現場の“あったらいいな”をITで実現~(飯塚病院)
- VMPS Education System(Virginia Mason Institute)
- 業務の最適化に向けた飯塚病院の教育システム(飯塚病院)
- PDCAの考え方を持ち込んだいいづか在宅医療・介護連携推進の取組み~地域単位での改善活動~(飯塚病院)
- 頴田病院における地域包括ケアのあゆみらい(頴田病院)
- Patient Safety: Powered by VMPS(Virginia Mason Institute)
- Patient Safety Management System 医療安全管理体制(飯塚病院)
- 飯塚病院でのRPA活用(飯塚病院)
- 医療AIプラットフォームの活用によるヘルスケアデジタルトランスフォーメーション(株式会社日立製作所)
- 故障モード影響解析: FMEA(飯塚病院)
スポンサー企業様
- 株式会社麻生